八甲田山笠松峠 睡蓮沼

アイキャッチ画像撮影:Panasonic LUMIX GH5 ,  LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S.

青森市内から、通称観光道路と呼ばれる国道103号線を南下していくと、まず始めに八甲田山系の玄関口にある雲谷(もや)山を超えます。そしてなだらかな高原地帯である萱野高原を過ぎると次第に八甲田の山々の懐深くに入っていきます。

萱野高原 Panasonic LUMIX GH5,LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S

ちなみに、18の成層火山や溶岩円頂丘の集合体が”八甲田山”であり、八甲田山という単独峰はありません。その八甲田山系を縫うように道路は奥入瀬に向かい、奥入瀬から国道102号線に分岐して奥入瀬渓流に沿って更に南下を続けると、やがて秋田県との県境に位置する十和田湖に至ります。

奥入瀬渓流  Panasonic LUMIX GH5, LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S.

国道103号線の道中、八甲田ロープウェイ乗り場を越え、千人風呂で有名な酸ヶ湯温泉を少し過ぎたところに、笠松峠という標高1000m余りの峠があります。
八甲田は標高はそんなに高い山々ではないのですが、夏はオホーツク高気圧から太平洋を渡ってくる”ヤマセ”(夏にオホーツク高気圧から吹く、湿り気を含む冷風の東北での呼び名)が八甲田を超えるときに一帯に濃霧を起こし、冬は今度は日本海からの季節風が八甲田に当たることで著しい量の降雪を青森県の津軽地方にもたらします。笠松峠周辺も冬は4m、5mというオーダーの積雪があり、ゴールデンウィーク明けまで高さ数mの雪の回廊ができる、そんな場所です。

そのような厳しい気候の笠松峠のすぐ近くに、睡蓮沼と呼ばれる沼と湿地帯が忽然と姿を現します。特段、駐車場などが整備されているわけではなく、車数台がちょっとだけ停車出来るような路側帯があって”睡蓮沼”という看板が出ているだけなうえに、道路からは一切見えないので、峠越えに一生懸命になって走っているといつの間にか通り過ぎてしまうのですが(笑)、天上にヒッソリと水を湛えるその姿は不思議で、神秘的で、場合によっては近寄りがたいような雰囲気が出ていることもあって、本当に小さな沼ではありますが、個人的にここら一帯ではもっとも好きな場所です。
アイキャッチ画像はその睡蓮沼を撮影したものです。この日はヤマセの影響を強く受けて八甲田一帯は濃霧に包まれていて、睡蓮沼も例外ではありませんでした。霧がない時は北部八甲田山系の主要峰が背後にそびえ、その姿を沼面に映す、というダイナミックな姿になります。
晴れた時の画像ないかな?と自分のストックを見てみましたが、雨と霧しかありませんでした(笑) 睡蓮沼+晴天などでググって見て下さい~

八甲田一帯~奥入瀬~十和田湖の一帯はどこも紅葉が素晴らしく、このあたりが色づく10月の連休あたりはもの凄い混雑になるのですが、GWから今の時期にかけても標高があまり高くないところはブナ原生林が、標高が上がるとアオモリヒバを中心とした針葉樹林の美しい緑が色濃く、前述したとおり酸ヶ湯以降の八甲田一帯は濃霧に包まれることが多いことも相まって、今の時期もとても美しいと感じます。もし、青森に行かれることがありましたらぜひお立ち寄り下さい。

ところで、先日睡蓮沼に立ち寄った時に、霧の中からグワッグワッグワッ・・・となんだか変わった鳥の鳴き声(でも、何度も聞いたことがある)が聞こえるなぁ・・と思っていたら、なんとカルガモの親子が突然登場(笑)

LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S.

なんとなく、もっと平野部にいるイメージが強い鳥ですし、霧に包まれた神秘的な雰囲気の睡蓮沼に突然現れたことに驚いてしまいましたが、標高1000mあまりくらいだし、彼ら的には容易に飛んでこれるのでしょうか?まあ天上の睡蓮沼、カラスや野良猫のような天敵はいないし、危険を冒して引っ越しなどもする必要もないのかな・・・とは思いますが、何度か来た中でカルガモを見たのは初めてでした。
かなり子供も大きくなってきていたのでやがて巣立ちの時期になると思いますが、ここに代々住みついているんだろうか??

あと3ヶ月もしないうちに雪が降り始める八甲田。逞しく生きて行って貰えれば・・と感じました。

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