桜と寄り添う ー 墓守桜

アイキャチ画像撮影:OLYMPUS OM-D E-M1 , ZUIKO DIGITAL ED 150mm F2.0(2015年撮影)

前回の記事からの続きです。
桜と寄り添う - 種蒔桜

大きな木は時として”神”として祀られたり、人々の暮らしと密接に繋がって大切にされ、共に生きている感じが強く感じられるので、桜に限らず好きだなぁ、と思います。桜の木にも色々と種類があるのをご存じかと思いますが、ソメイヨシノは実生して自ら増えることができず、人の手による接ぎ木、それによってできた苗木を植えていかないといけないのと、寿命が比較的短いとされていることもあって数百年、そして千年を超えるような長寿の桜の木はヒガンザクラの系統が多く、巨木となるのはエドヒガンが多いようです。

この世での正を終えて、そこからの長い眠りを桜の木に守ってもらいたい、もしくは土に還ったあとに共に生きたい、という願いがあるのでしょうか。
もともと一本桜の巨木が多い福島県の中通り地方、会津地方ですが、前記事であげた種蒔桜とともに地区全体のお墓と一緒に寄り添っている、大きな墓守桜を多く見かけます。この墓守桜に出会うととても心が落ち着くように感じます。

アイキャッチ画像に挙げた桜、そして次の写真の桜の木は、二本松市の山ノ入地区にある山ノ入桜と呼ばれている桜の巨木です。

NIKON D810 , Carl Zeiss Otus 1.4/55(2015年撮影)

この木はあまり有名にはなっていないのですが、東北自動車動を仙台・青森方面に向けて走っていると二本松ICを過ぎたあたりで高速から一瞬見える場所があります。
その姿がとても美しいので運転しながらでも見えた印象が強く残っていた木で、その”見えた”箇所の記憶からカーナビを頼りに自分で探しに行ったんですが、たどり着くまでに三年ぐらいかかりました(笑)
この地区の集合墓を守る桜で、一本の補助棒もなくキリッと立つ姿が印象的な木です。

NIKON D810 , AF-S NIKKOR 14-24mm F/2.8G ED(2015年撮影)

こちらは三春町、七草木地区の墓守桜です。すぐ近くに七草木天神桜という根元に祠がある大きな木があって、こちらは多くの人が訪れるのですが、お墓が近くにある、という事実が(特に撮影において)敬遠されるのか、この墓守桜は静かな雰囲気です。天神桜もとっても美しい木なのですが、お墓全体を優しく包むようなこの木のほうが私は断然好きです。今年は残念ながら咲いている季節に行けなかったのですが・・

Panasonic G9 Pro ,LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S

満開だとこんな感じです。花がつくと木全体が丸っこく見え、とても優しい雰囲気が好きです。

OLYMPUS E-M1mk2 , M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

そして私が最も好きな桜の木、本宮市の塩ノ崎大桜もやはり墓守桜です。

OLYMPUS OM-D E-M1 , ZUIKO DIGITAL ED 150mm F2.0(2015年撮影)

Panasonic G9 Pro ,LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S

結構、お墓のそばに夜明け前に一人・・・とか、そういうシチュエーションもあります。
以前、”怖くないですか?”と聞かれたことがあるのですが、そういう感覚を持ったことは一度もないです。桜の木と共にあることで、なんだか穏やかな雰囲気を感じるからなのかもしれません。

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